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2020
なんだか字面が良い2020が終わる、
嘘みたいな世界の中で、あまりに普通に働き、なんならやる事は増えていく。
音楽活動の葛藤もそれなりで、それなりに考えて、そんな事言ってたらあっという間にまた一年経っちゃった。
4月にweaveの2nd Album「The Sound Ⅱ」をリリース、コロナが国内への進出し、緊急事態宣言と共に店も閉まった、CDショップでの展開はおそらく一日に終わり、レコ発イベントも続々と延期、中止。
彼らともう少し対話をし、リリースのタイミングを模索する事もできただろう、悔しさは募ってたけど、じわじわと反応が伸びていき、下半期には海外での反応も増え、悲観し過ぎる事はないと思えた。 最近はサブスクリプションと共に音楽が過ぎ去っていくけど、そのサブスクリプションや、インターネット、SNSに救われる瞬間もあります。ネガティヴなモノが生まれそうな時も、その吐き出し方、ポジティヴに転換していく事をしていきたい。僕の好きなバンドが世界で認められている、彼らのドラマや過去作を世界の多くの人は知らない、それでも「The SoundⅡ」という作品が確実に認められている、マジですごい事だと思った。「メンバーチェンジ後の葛藤」「レコーディングの方向性」 この二つが今作を語る上で外せないと思うんだけど、そういった事が楽曲やミックスに詰まってて、色んな角度で聴いていきたい名盤ですよ。
もはや来年も見えない状況だけど、そこはやっぱり来年はライブ観れたらいいなって思います。
自分で投げ捨てた鍵をまだ探している。
5月にはfogの1st Album 「オーバーフロウ」をリリース、5月ぐらいには普通にライブとかを観れるようになってると3月時点では思っていたけど、そんなに甘くはなかった。初の単独作品、「11.8」を昨年西荻窪フラットで初めて観た時の感情は一生色褪せないだろう。正直、なんでこんな良い曲が書けるんだろうってマジで思ってるし、日本語と叙情的なメロディを丁寧に紡いでいくバンドは今でこそ少なくないけど、過小評価というワードでは片付けられない胸の高鳴りがいつもあります。宮本の凄さを知った一年でもありました。棘の道を行く彼らと、この先どんな事ができるでしょうか、楽しみです。
12月13日には名古屋stiffslackにて。高校の時バルーンズの1stで知って以来ずっと憧れ、雲の上の存在だったの新川さんに僕達の存在を認識してもらえてる事自体、緊急事態っす。テキストだった頃のホームページからたくさん知ったし、First Day Action一生好き。レコード店の枠を飛び越えた素晴らしい場所、音楽に対する情熱を伝って、活力になりました。THE RESTAURANTも色々堪ってたモノを発散するような良いライブで、switchbladeはほんとすごい、全員の職人感とせめぎ合い。曲もめちゃくちゃ良いんだよな~。ヌキオ君がディグりまくってたのもワクワクしました。
fogは実は新体制だったのですが、この日に調整してきてくれた事、2020年駆け抜けたすべての事とリンクして、グッときた。fogの爆音にはいつも未来しか感じないっす。
年々レーベルやディストロの存在意義を考えて悩んでます、言いたいことがまだある気もするけど、年を重ねて、続けて、残す。かな~
手前味噌ですが、自分がやってるmogroというバンドでは「Cemetry Gates」というアルバムをFriend of Mine Recordsより9月にリリースしました。
Friend of Mineツネさんにもリスペクトと、新しい挑戦や交流も作っていきたいと思ってます。うちからリリースしてるインストやマスロックのバンドとFriend of Mineは密接な関係があると思ってますが、一緒にやる機会っていうのが今まであまり作れなかったので、そういった事も来年以降はできたらいいですね。それとFriend of Mineキッカケに知ったMurphy Radio、January、Hausteといった東南アジアのバンド、めちゃくちゃかっこよくて、マスロックを聴く事減ったんですが、この辺りのバンドの新鮮さが活力になりました。Hausteは今年めちゃくちゃ聴いたな~
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Publishded by nzm