November 19, 2014 · Further Platonic Records 33
横須賀のweaveと京都のfog。希望に満ちた両者によるシーンへの葛藤のスプリットアルバムがfurther platonicからリリース。全国流通が初となるfogは、持ち前の唄心とテクニカル且つラウドなギターサウンドが爽快でありながらも、切ないメロディを刻む。新鮮な音楽を時に人は否定をするが、彼らの唄はインディペンデントを漁り続ける玄人からメインストリームなポップスが好きな人たちまで響くであろうから届いて欲しい。対するweaveは、「VA/cosmicnote10」に参加後初となる作品。昨年リリースした「The Sound」で彼ららしいコード進行、ギターリフ、メロディを確立した上で、リズムを起点にロックバンドとして更に進化を遂げている。決して無意味にテクニカルだったり、曲を分かりやすくしてシンガロングを単純に求めるような事ではなく、weaveとして新鮮でありながらもメロディや哀愁が秀逸な三曲である。 未だ知る人ぞ知るバンドである両者のクオリティの高さに、インディペンデントとは何か今一度考えてみようではないか。

physical:  CD

digital: iTunes

Track List:

約束 |  hearts bleed blue |  いつかの空 | freesia | 栞 | slow down still more